防災対策について
1 胆振東部地震について
【船橋議員】平成30年9月6日午前3時7分 胆振地方中東部を震源に発生した、北海道胆振東部地震から、間もなく3年と言う 月日を迎えます。犠牲になられた方々に対し、改めて哀悼の誠を捧げ、被災された多くの皆様に、心からお見舞いを申し上げます。国内で初めてとなる「ブラックアウト」を経験し、全道で 1万6,649 名もの方々が、避難生活を余儀なくされました。本年3月に、厚真町・安平町・むかわ町平成 30 年北海道 胆振東部地震記録誌が発行されました。知事就任直後から、早々に復旧・復興などの陣頭指揮にあたり、今でもその爪痕への対応にあたられている知事も、この記録誌はご覧になった事と存じます。先ず初めに、平成 30 年北海道胆振東部地震を振り返り、これからの防災対策の在り方について、知事の所感を伺う。
【鈴木知事】最大震度7や道内全域の停電といった経験のない災害であった胆振東部地震では、電源や燃料の確保のほか、日ごろの備えをはじめ、自助の意識を高める取組の必要性など重要な教訓が得られた。教訓を踏まえ、道では、物資の備蓄体制の整備に取り組み、市町村にも対応を促してきたほか、大規模停電等を想定した防災訓練や防災教育への支援を重ねてきた。今後とも、さまざまな災害を教訓とし、感染症といった新たな課題も踏まえ、市町村や関係機関と連携し地域の災害対応力の強化と道民の意識醸成に努め、道民の命を守る取り組みを全力で進める。