三 各種災害への備えと対応について
6 北海道警察での災害対応について
2)厳冬期での大規模災害への備えについて
【船橋議員】大規模な災害が厳冬期に発生した場合、より厳しい環境下での救出救助活動となる事は言うまでもなく、北海道をはじめ、関係機関や北海道警察も厳冬期における大規模災害への対策はすでに対応頂いると承知しております。昨今では、新型コロナウイルス感染症対策などによる制約で、これまでとは異なる影響がある中にも常に厳しい訓練と、現場での懸命な活動を実践して頂いておりますが、特に厳冬期において大規模な災害を想定した対応として、道警察ではどのように備え、どのように取り組んでいるのか、道警本部長にお伺い致します。
【小島裕史警察本部長】過酷な環境下においても救出救助活動が行えるよう、厳冬期における災害の特徴や装備資機材について基礎的知識の教育を行うとともに、救出救助訓練や野営訓練により氷点下の厳しい寒さを実体験させるなど、対処能力の強化を図っています。また、マスク、手袋、感染防護服の着用など、感染予防措置に配意するとともに、ソーシャルディスタンスなど感染症対策を講じた部隊宿営所の設置・運営訓練も行い、部隊員が万全の状態で現場活動に臨めるよう取り組んでおります。道警察としては、感染症対策に配意しつつ、いかなる条件下であっても部隊が最大限の能力を発揮できるよう、引き続き計画的、段階的な教育訓練に取り組み、厳冬期における災害への対処能力の向上に努めてまいります。