防災対策について
2 地震津波災害対策について
1) 日本海溝・千島海溝沿いの地震・津波対策について
【船橋議員】我が国は、地理的・気象的な条件から、自然災害が発生しやすい特性があり、災害大国とも言われています。近年では、日本海溝・千島海溝沿いの、巨大地震の発生確率が高まっており、発生した場合には、本道が大津波に襲われ、甚大な被害が及ぶ可能性があると、多くの専門家が提言しており、これらの対策は喫緊の課題であります。 この巨大地震の影響を受けるとされる、太平洋沿岸の市町村では、ハザードマップや津波避難計画の、早期の策定や見直しが求められており、道による「津波浸水想定」の策定はとても重要です。「津波浸水想定」を必要とされる市町村に対し、道とし て、1日も早く提供すべきと考えますが、現在の進捗状況を含め、対応の状況について伺います。また、国の巨大地震に係る対策検討ワーキンググループでは、防災対策などの議論があるようですが、道では、その議論を踏まえ、今後、どのように取り組んで行くのか、併せて見解を伺います 。
【鈴木知事】国が昨年示した日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデルに基づき、市町村が津波対策などを講じるための基礎となる「津波浸水想定」の作成に取り組んできた。今月(6月)に開催を予定している道防災会議のワーキンググループにおいて、太平洋沿岸地域の津波浸水想定を示す。巨大地震対策を検討する国のワーキンググループでは、早ければ、この夏頃を目途に被害想定や防災対策が 取りまとめられる。国のワーキンググループで検討されている防災対策の内容も踏まえながら、減災目標を早期に策定し、市町村や防災関係機関と一丸となって、 減災目標に沿った対策の充実強化に取り組んでまいります。